昼のファンミーティング公演に続いて夜に行われたライブ「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」では、SE7EN自身も好きな曲を中心にセットリストを組んだという。ライブは、新曲で西洋絵画の構図のような振り部分も印象的な「Mona Lisa(Korean Ver.)」と、ホーンセクションの音が心地よい「GIVE IT TO ME」からスタート。ダンサーとの息のあったステージが見られるディスコサウンド楽曲「Feel The Fire」、ミディアムテンポのメロディアスなナンバーで切ない歌詞と、ステージ上段の置かれたソファを活用した振り付けが大人の魅力を倍増させた「I’M GOOD」と続く。
7月7日のSE7ENの日に日本でステージができているのが夢みたい。会えなくなって寂しかったし、その期間があったから感謝の気持ちをより感じるようになったと、笑顔で語った後にはSE7ENのライブの定番曲でミディアムバラードの名曲「LA LA LA」で会場が一つに。上下ブラックのシックな衣装に着替えた後は、セクシーで危険な男を完璧に表現した「Dangerman」 、ファンからの人気も高い楽曲でSE7ENのラップも聞けるヒット曲「DIGITAL BOUNCE」とハードな楽曲が続き、2年半のブランクを感じさせないパワフルなダンスステージで盛り上げる。
今回日本でのライブのためにサプライズでミュージカルの仲間たちがライブ用の音源を作ってくれたと嬉しそうに明かした、ファンミーティングでも披露した現在出演中のミュージカルの楽曲「一歩」と「オイアエオ」のステージでは、ミュージカル出演を通してさらに増した表現力と歌唱力の高さを改めて感じさせる。
ファンの皆さんに会うたびに募る思いが詰まっているというコメントの後に続いて披露された、ミディアムバラード「君が好きだよ」、JYPエンターテインメントの代表パク・ジニョンが制作し、アーティストの終わりの時を歌った名バラードで切ない歌詞が胸に迫る 「When I Can’t Sing」では、思わず涙を浮かべるファンの方の姿も。
歌いながら当時のことを思い出したという2005年の日本デビュー曲「光」、2012年発表の日本オリジナル楽曲「LOVE AGAIN」や、日本デビュー15周年を記念し発表した楽曲で、SE7ENのオリジナル挨拶を題名に採用した今回が初披露の「KONNI KONNI」、本編のラストに披露されたファンへの感謝の想いがストレートな歌詞で表現された「ありがとう」まで、会場に詰めかけたファンの顔をしっかりと見渡しながら、心から嬉しそうな笑顔を見せるSE7ENの感情が伝わってくるような楽曲が続いた。
アンコールでは2004年の韓国デビュー曲でSE7ENの歌唱力を堪能できるバラード「COME BACK TO ME」と、片手倒立で7の形作るアクロバットと激しいダンスで盛り上がる「PASSION」のメドレーと、今改めて伝えたいメッセージが込められている「We Need Is Love」まで、なんと全19曲を1人で踊り、歌うというブランクを全く感じさせないパワフルなステージを見せたSE7EN。
今秋には久しぶりの日本オリジナルアルバムを発売、イベントも予定しているというSE7ENのアーティストとしての活動がさらに楽しみになるファンミーティング&ライブだった。